HCD(人間中心設計)プロセスの中には、上図のように各プロセス毎に様々なユーザ調査やユーザ評価の手法があります。なぜこうまでしつこくユーザを調べるのでしょうか?
その答えは簡単、とことん自分の作りたいものを作る時に人間はユーザのことは考えないし、ユーザに聞いたところで新しいアイディアを教えてくれる訳でもありません。
だから開発工程に強制的にユーザを参加させる「ユーザ参加型デザイン」という考え方が生まれたのです。そんなに人間は器用じゃないし、頭も良くありません。
今年の春に「Webゼミを見てくれ。」と言われて、腰掛程度のつもりで引き受けたのですが。そこでビックリしたのが・・・。学生達が皆「ユーザの為に」「ユーザのことを考えて」しか言わないことと、作ったWebが全てステロタイプのつまらないものであったことです。許せ学生達、今の君たちはもう違うからね。
誰にそう習ったのかは知らないが、ユーザの事を言う割には「ユーザのニーズ探索」の手法をまるで知らないのです。ただ自分でユーザを大切に思っているだけ。それってユーザじゃなくて自分だって。(笑)
そういえばデザインセンスの無い人ほど「ユーザ」にうるさい。それに対してデザインセンスの良いデザイナーはユーザのことはあまり考えません。どちらが良い悪いではなくDNAが違うのでしょうかね。だからこそ、強制的にHCDの手法を取り入れるべきだと思います。
わは。両方をきちんとおさえるのはすごく鍛錬がいる。